勉強と苦虫

子供時代の最も過酷な試練の一つが、受験。
勉強する、自分の能力をあるレベルまで引き上げるという力は、生きていく上で無くてはならないもの。

それは、孤独の中で培われる。それがしんどい理由の一つだと思う。
気持ちの上で、「一人きり」にならなければ、本当の集中は生まれない。友達と支え合うのも大事だけどね。本当にやるべきときは、とことん一人になって打ち込まんとね。

って前書いてたことと違うやん(笑)って感じだけど。色々考えて取り組んでいるうちに、今に至る〜。
(#゚ロ゚#)すいませんね、なんか。

学力的にかなりヤバイ子ら。
勉強にこれまでまともに取り組んでこなかったから、その向き合い方がわかっていない。だから、気を抜くとすぐ隣の子に話しかける。自分のことに向き合い続けるのがしんどくなるのかな。

あたしはね。今は「とにかく」注意してる(笑)注意するとね「分からないところを聞いてたんだ」とか「学校のことでちょっと」とかね、言い出すんだけど、そういう言い分について、あたしは問答無用で
「それもダメ。分からないところは参考書開いて調べるか、私たちに聞きなさい」
「学校のことで話したいことがあるなら外に行って話しなさい」

という対応をとっています。まぁ、場合によりけりだけど。言い訳を延々と話すタイプには、問答無用の対応してます(笑)

これが正しいやり方だとは思ってないけれど。今のあたしの力量と時間的余裕から、今はこうする他にないというだけ。結局あたしは嫌われ役に逃げてるだけ。それで、いつも苦い思いをしながら注意している。心の中では、自分の力不足を詫びながら、息がつまる思いで注意してる。


ただ、報いがあるとすれば、「本当に勉強したいと思ってる子達」が、集中して、意欲的に勉強に取り組めている姿を見たとき。涙が出そうになるくらい嬉しい。

勉強に打ち込んでいる子供らの姿ってね、本当に感動的。参考書を片手に、調べて、考えて、いくつも問題を解いて、暗記事項は粛々と覚えて・・・

その他のものに邪魔されることなく、ひたすら上へ上へと伸びていこうとするその姿を見たとき、あたしは自分が「嫌われ役に逃げてる」ことに、耐えられる。

この苦さを受け止めていられる。
気持ちの良い仕事が出来る力量は相変わらずまだないけれど、そんなあたしでも守れるものがあるという事実が、あたしの今のやりがいになっている。